フジテレビ「発見!ウワサの食卓」12月15日で、いま注目の乳酸菌食品が放送されました。昔から日本では冬場の保存食として全国各地に様々な乳酸菌食品があります。その乳酸菌たっぷりの3つのご当地食品を紹介します。
鮒寿司(ふなずし)の乳酸菌の効果とは?
鮒寿司は、滋賀県の名産品で乳酸菌食品です。平安時代の頃から食されており、風邪をひいたり、お腹の調子が悪いときに食べると良いと言われてきました。
この乳酸菌に近年、がん抑制に効果が期待される乳酸菌が見つかりました。それが乳酸菌SU-6と呼ばれるものです。
がんで抗がん剤を使用すると腸内の免疫力が弱まります。乳酸菌SU-6は腸内の免疫力を高め、がんの進行の抑制につながるというものです。
─ 追記 ─
鮒寿司のがん抑制効果はBS-TBS「もう怖くない!がん医療最前線」でも取り上げられました。
Mさん(65歳)は余命半年と言われ、16年間生き続けている方です。今では、病院には半年に1度訪れるだけだといいます。
Mさんは、ステージ3の肺がんでした。そのためすぐに京大病院に入院し、放射線、抗がん剤治療を受けました。しかし、その後再発し、医者からも見放されと感じたMさんは、地元、滋賀の薬いらずと言われている発酵食品、鮒寿司に着目しました。
でも鮒寿司は、高価で塩分も強い食品です。そこでMさんは、これをもとに独自に鮒寿司ヨーグルトを作りました。
その結果、今ではがんはわずかに残っているだけで、増えることはなくなったといいます。
鮒寿司研究の第一人者、農学博士 前田浩明さんによると鮒寿司に含まれる植物性乳酸菌によって免疫力が高められたからではないかと考えられるそうです。
■注目のふなずし由来の乳酸菌 SU-6サプリメント
すんき漬けの乳酸菌の効果とは?
すんき漬けは、長野県木曽地方の伝統的な乳酸発酵食品です。通常は、漬物と言えば、塩を使いますが、赤カブの葉を塩を一切使わずに乳酸発酵させた漬物です。
味はとっても酸っぱいといいます。このすんきには、植物性乳酸菌が豊富で腸に良く免疫バランスを整えアレルギーの抑制に効果があると言われています。花粉症やアトピー性皮膚炎にも効果があるのではと考えられいます。
すんきはそばと相性が抜群で、そばにのせてすんきそばとして食べると美味しいといいます。
碁石茶の乳酸菌の効果とは?
碁石茶は、高知名産の発酵茶です。お茶の葉を煮出して乳酸発酵させたものを、天日干しします。その様子が碁石に見えることから碁石茶と呼ばれるようになったといいます。
地元では便秘改善に効果があると言われています。色は真っ黒で、酸味がある酸っぱいお茶です。
碁石茶の乳酸菌の量は、中国のプーアール茶に比べ約23倍あります。それにより整腸作用が期待でき便秘改善効果があると考えられいます。そのためか高知県は便秘の少ない県として知られています。
また、免疫力アップも期待できインフルエンザ予防にも効果が期待できると言われています。