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NHKあさイチで、ハイカカオチョコレートの健康効果について放送されましたので紹介したいと思います。
ハイカカオチョコレートの健康効果とは?
チョコレートというと、甘くて体にはあまり良くないというイメージを持つ人もいますが、実は、カカオの比率が高いチョコレートには、様々な健康効果があることが分かってきました。
カカオの比率が70%以上のチョコレートは、ハイカカオチョコレートや高カカオチョコレートと呼ばれます。
カカオポリフェノールが多いほど健康効果あり
ハイカカオチョコには、カカオポリフェノールが豊富に含まれます。実は、リンゴや赤ワインなどポリフェノールを多く含む食品と比べても、ハイカカオチョコには、ポリフェノールが高い比率で含まれています。
抗酸化物質であるカカオポリフェノールが多けれ多いほど健康効果があると考えられます。つまり、カカオの比率が高ければ高いほど健康効果が期待できます。ただ、苦味が強くなるので、味を考えるとカカオ70%程度が丁度いいようです。
今回は主に、ハイカカオチョコレートの便秘解消、認知症予防、高血圧予防効果について取り上げられました。
ハイカカオチョコレートの便秘解消効果とは?
ハイカカオチョコレートには、便秘解消効果が期待できるんです。
今回、便秘に悩む30代~50代の女性8人に、1日25gのハイカカオチョコレートを2週間食べてもらったところ、平均週1~2日だったお通じが平均週5日に改善しました。なんと8人全員に便秘改善が見られました。
Q.なぜ、ハイカカオチョコレートで便秘が解消できるのか?
これは、ハイカカオチョコレートに含まれるカカオプロテインが食物繊維と同様な働きをして、大腸で水分を吸収しながら老廃物を集めて柔らかい便を作ってくれるためと考えられます。
さらに、カカオプロテインは、腸内細菌のエサにもなるので、腸内環境が良くなることも便秘解消の要因の一つだと考えられます。
ハイカカオチョコレートの認知症予防効果とは?
ハイカカオチョコの認知症予防効果は、数年前に行われた次の実験によって明らかとなった効果です。
■実験内容
愛知県内に住む健康な男女約350人を対象に、カカオ72%のチョコレートを毎日25g、4週間食べてもらったところ、血清中の「BDNF」濃度が平均2割アップしました。
BDNFは、脳の中の記憶を司る海馬に多く見られるタンパク質です。BDNFは神経細胞を活性化する働きがあります。アルツハイマー型認知症の患者では、BDNFの量が少なくなっていることが分かっており、BDNFを増やすことで認知症が予防されると考えられています。
認知症の予防だけでなく改善するという研究報告もあるそうです。
ハイカカオチョコレートの高血圧予防効果とは?
ハイカカオチョコの高血圧予防効果も、次の実験によって明らかとなったものです。
■実験内容
カカオ72%のチョコレートを毎日25g、4週間食べてもらったところ、血圧が高めだった82人の最大血圧、最低血圧の平均値がどちらもおよそ「5」づつ下がりました。
チョコレートのその他の効果とは?
このようにチョコレートには、様々な健康効果があることがわかってきたのですが、他にも次のような様々な健康効果が期待できます。
・神経を安定化させてイライラを抑える
・抗菌、抗炎症作用で、のどの調子を良くする
・カフェインによって眠気が覚める
・肝臓の酵素の働きを良くする働きがあり酒酔いに効果的
明治 チョコレート効果カカオ72%とは?
明治 チョコレート効果カカオ72%は、あさイチの便秘解消の実験に使われたチョコレートです。認知症予防や高血圧予防の実験も明治と愛知学院大学の共同研究で行われたものなので、このカカオ72%の明治「チョコレート効果」が使われたものと思われます。1枚5gなので1日25gなら1日5枚ですね。
低GIチョコレート「ドクターズチョコレート」とは?
低GIチョコレート「ドクターズチョコレート」とは、糖尿病・ダイエット中の人向けのチョコレートです。
このチョコレートは、薬局や病院の売店で販売されているものです。血糖値が上がりにくい低GIのチョコレートなので、糖尿病やダイエット中の人におすすめです。
なぜ、血糖値が上がりにくいのかというと、砂糖の代わりに「マルチトール」という天然由来の甘味料が使われているためで、味は普通に甘いといいます。
砂糖不使用なので、虫歯が気になるお子さんにもオススメです。最高級ベルギー産チョコレートを使用しているので、値段は540円(税込)とちょっと高めです。
ドクターズチョコレートは、ネットでも入手できます。
■ドクターズチョコレート
ドクターズチョコレートの紹介動画