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TBSテレビ「ゲンキの時間」で、肌の乾燥対策の食べ物として生芋こんにゃく・じゃがいもの皮が取り上げられましたので紹介したいと思います。
今回、乾燥肌対策について教えてくれたのは、美肌ドクターである皮膚科医 平田雅子医師です。
平田雅子医師のプロフィール
1960年生まれ
静岡県出身
医学博士
皮膚科認定専門医/日本医師会産業医/国際中医薬膳師日本大学医学部卒業
東京医科大学付属病院勤務
東京医科大学付属八王子医療センター助手。
同大学助手を退職後、女性のための家庭医・プライマリーケアを理念に女性専門医療に携わる。
同時に永山皮膚科にて副院長として臨床の第一線に立ち、毎日300名以上の患者の診療にあたる。
2003年(平成15年) 医療法人社団 育生会 私のクリニック目白 開設 理事長兼院長
生芋こんにゃくを食べると肌が潤う?
肌の乾燥対策には、内と外の両方から対策することが大切です。まずは、内からの乾燥対策です。
内からの乾燥対策をしっかり行っているのが群馬の人たちです。群馬県は、全国で最も空気が乾燥する地域です。それなのに、群馬県渋川市の人は肌は潤っているといいます。
実際、肌の水分量を計測してもみなさん十分な水分量がありました。どうして、そんなに肌が潤っているのか?その理由は、食べ物にありました。
こちらの地域は、こんにゃく芋の生産地です。群馬は日本のこんにゃく芋の9割を生産する生産量日本一の県です。そのため毎日生芋こんにゃくを食べているといいます。
なぜ、こんにゃくを食べると肌が潤うのかというと、こんにゃくには皮膚を乾燥から守る働きがあるセラミドが豊富に含まれているからです。
詳しい名称は、植物性グルコシルセラミドという成分です。
セラミドとは?
動物の脳の白質や表皮の角質層を形成する細胞膜に、多量に存在する脂質の一種です。皮膚の保湿、柔軟性を維持する働きがあるとされ、化粧品などに使用されています。グルコシルセラミドは、セラミドにグルコースが結びついた糖脂質のことです。
グルコシルセラミドは人の肌にも存在し、肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つには欠かせない成分です。このグルコシルセラミドが不足すると肌のセラミド不足になり、乾燥肌に陥ります。
肌の乾燥は、肌トラブルの原因になりますし、シミやシワなどの肌の老化につながります。グルコシルセラミドは、潤い肌をキープしてくれる、肌にとってはとても良い成分です。
生芋こんにゃくとは?
こんにゃくは、肌にいいからこれからは積極的に食べようと思っている方は、ここでちょっと注意が必要です。
こんにゃくといっても、通常のこんにゃくと生芋こんにゃくがあります。通常のこんにゃくは、こんにゃく芋を乾燥して精製した粉から作られます。
一方、生芋こんにゃくは、生芋こんにゃくをそのまますりおろして作られます。この作り方の違いにより、グルコシルセラミドは、通常のこんにゃくにはほとんど含まれていません。
グルコシルセラミドは、次の含有量から分かるように生芋こんにゃくにだけ多く含まれていますので、セラミド効果を期待するには、生芋こんにゃくなんです。
セラミド含有量 通常のこんにゃく(0.03mg) 生芋こんにゃく(0.76mg)
潤い肌になるためには、こんにゃくといっても生芋こんにゃくを食べないと効果は期待できないということです。
生芋こんにゃくは、一般のスーパーでも売られています。潤い肌を目指すなら、これからは生芋こんにゃくですね。できれば毎日でしょうか。
じゃがいもの皮を使ったレシピは?
生芋こんにゃく以外でセラミドが多く含まれる身近な食べ物としては、じゃがいもの皮があります。
じゃがいもの皮には生芋こんにゃくと変わらない程、豊富なセラミドが含まれています。皮付きじゃがいもを1日1個で効果的にセラミドを補うことができます。
でも、じゃがいもの皮は通常料理では、むいて捨ててしまいます。どうしたら美味しく食べることができるのか?
そこで栄養士 村上有子さんより、じゃがいもを皮ごと食べられるレシピが紹介されました。
皮つきじゃがいもとサーモンの包み焼き レシピ
材料 2人分
じゃがいも(千切り) … 2個(300g)
塩 … 小さじ1/2強
パルメザンチーズ … 大さじ2
サーモン … 80g
塩・こしょう … 適量
作り方
(1) 皮つきのままじゃがいも千切りにする。水にはさらさないのがポイント。
(2) じゃがいもを塩、チーズとよく和える。
(3) フライパンに油をひいて火にかけ、半分の量をまんべんなく散らすようにいれる。
(4) その上に塩こしょうしたサーモンを並べる。
(5) 残りのじゃがいもでサーモンをサンドして、弱火で両面をこんがり焼けば出来上がり。
ポイント
じゃがいもを水にさらさないことででんぷんがつなぎとなって固まる。サーモンなど青魚に含まれるDHAには、セラミドの合成を促進する働きがあり、じゃがいもと一緒に摂るととても効果的。
試食では、みなさんおいしいととても評判でした。
外側からの肌の乾燥対策は?
外側から肌の乾燥対策も重要です。一番乾燥するのは、意外にもお風呂です。実は、お風呂では皮脂が溶け出し肌が乾燥します。
肌を乾燥から守るポイントは、お風呂場の中で保湿クリームを塗ることです。さらにクリームを塗る前にオイルを塗るのがオススメです。
塗り方
(1) 浴室で少し水気が残る程度に軽く身体を拭く。
(2) オイルと水を3対1の割合で混ぜて乳化させてから、身体に塗る。
(3) その上にさらに保湿クリームを塗る。
またクリームを塗るときは、皮膚のシワは横なので横に沿って塗ると保湿が長持ちする。
肌のセラミドを増やす化粧品「ライスビギン」
こんにゃくセラミドは、食べることで肌が潤うということでしたが、外から肌のセラミドを増やす大人気の化粧品があります。
それが薬用オールインワン化粧品「ライスビギン」です。
ライスビギンは、日本で唯一、肌のセラミドを増やし肌の潤いを保つ力を改善する効果が認めらた話題のライスパワーNo.11を配合したスキンケア化粧品です。
ミス・ユニバース世界大会優勝のモデル森理世さんなどが愛用している大人気のオールインワンです。
平田雅子医師の美肌対策本
今回、肌の乾燥対策を教えてくれた美肌ドクター 平田雅子医師の美肌対策の本です。
まとめ
肌の乾燥対策の食べ物として生芋こんにゃく・じゃがいもの皮を紹介しました。
肌の乾燥対策には、内側と外側の両方から行う必要があります。
内側からの対策として、セラミドが豊富に含まれる生芋こんにゃく・じゃがいもの皮が良いということでした。
どちらも手軽に手に入るものなので、肌が乾燥しやすいという方には、おすすめですね。
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