NHKあさイチ5月18日で、いま人気のスキレットついて放送されましたので取り上げてみました。
スキレットが人気
いま、食卓をおいしく、おしゃれにということで人気が出てきている調理器具がスキレットです。スタジオでは誰も知らなかったので、有働アナから「流行ってないんじゃないの？本当は～。」という一言がありましたが、こちらは本当に流行っているようです。
スキレットとは鉄製のフライパンのことで、特に人気なのが６．５インチ（約１６．５cm）の手のひらサイズの大きさのものです。きっかけはＳＮＳで、料理がおいしく、見た目もおしゃれにカフェ気分が味わえると評判になったようです。
スキレットは、朝食に大活躍！目玉焼き、ベーコン、野菜を一緒に焼けばプレートがわりとして、そのまま熱々を食卓に出すことができるといいます。またＩＨでも高温になり短時間で調理可能です。
スポンジケーキも生地を流し込みそのままオーブンで焼けば簡単にできるといいます。
スキレットの使い方のポイント
スキレット料理を１０年以上紹介しているフードコーディネーターみなくちなほこさんより使い方とお手入れ方法が紹介されました。
- スキレット料理のオススメは、アヒージョ。アヒージョは、にんにく、唐辛子を入れたオリーブオイルで野菜や魚介類を煮込むスペイン料理。スキレットに油も馴染むので手始めに作るには最適だと。油を馴染ませれば馴染ませるほど使いやすく焦げにくくなる。
- ステーキは、油を引いたらうっすら煙が上がるほどしっかり熱して高温で焼くと旨味が閉じ込められおいしく焼ける。
- スキレットを２つ使えば重ね合わせて蒸し料理にも使える。これで、じゃがいもも１５分ほどで柔らかくなる。
スキレットのお手入れ方法
＜お手入れ方法＞
(1) まずは、食べ物の残りかすや汚れを、キッチンペーパーなどで拭き取る。
(2) タワシを使ってぬるま湯で洗う。
ポイントは、洗剤を使うのはＮＧ。表面に馴染んだ油膜が流れてしまうため。
(3) 水気を拭き取ったら火にかけて乾かす。
(4) 仕上げに火にかけたまま油を全体に薄く塗れば終了。
スキレットは、お手入れに手間はかかるけど、手間をかけた分、油が馴染んで焦げにくく使いやすくなるそうです。使いこなせはこなすほどブラックポットと呼ばれる深い黒光りが出て、１００年以上使うことができ、一生ものなんだそうです。
ブラックポットと呼ばれる１００年以上使ったスキレット。
スキレットは、元々はアメリカが発祥のアウトドアで使うフライパン。そのため、主にアウトドア商品を取り扱うお店で売られています。今回番組で紹介したお店「Ａ＆Ｆ 新宿本店」もアウトドアのお店で、紹介されたのは、LODGE(ロッジ)のスキレット。スキレットでは定番のメーカーです。
通販
今回、スキレットを使った料理、お手入れ法を紹介されたフードコーディネーター みなくちなほこさんのスキレットを使ったレシピ本も人気です。
鉄でできたスキレットは人気ですが、いま、他にも鉄鍋などをはじめとした鉄のキッチン道具が人気だといいます。あさイチ4月11日で取り上げられましたので紹介したいと思います。
神奈川県の葉山町にある鉄鍋専門店「クック＆ダイン葉山」の一番人気が、ホットサンドメーカーです。中はふっくら、外はカリカリのホットサンドができると人気です。
手のひらサイズ南部鉄器のキャセロール鍋も人気です。
コンパクトなので一人分のご飯を炊いたり、アヒージョに使うといいそうです。
Ｑ．鉄のキッチン道具を使えば鉄分が摂れる？
鉄分が摂れるようです。国の調査ではひじきをステンレス釜で煮るよりも鉄釜で煮ると鉄分が約９倍多く含まれることがわかったそうです。鉄分不足になりがちな妊婦さんにはオススメかもしれません。
また、鉄瓶で沸かした白湯は、口当たりがまろやかになるといいます。フランス人のアイデアから生まれた南部鉄器のカラフルなカラー急須も大人気だといいます。
Ｑ．もし、鉄のキッチン道具がサビたら？
＜鉄瓶の場合＞
中をこするとさらにサビの原因になるのでこすらない。
透明な水になるまで、何度かお湯を沸かすことを繰り返す。
＜鉄のフライパンの場合＞
(1) 金属のタワシでサビをこすり落とす。ネズミ色部分が出るくらいまでこする。
(2) キッチンペーパーで拭き取る。
(3) サラダ油を塗りこむ
(4) 火にかけて焼き付ければ完了。