豆乳グルグルヨーグルトが人気
豆乳グルグルヨーグルトをご存知でしょうか。通称、TGGヨーグルトとも呼ばれるヨーグルト。TBSテレビ「あさチャン」で放送されましたのでまとめてみました。
豆乳グルグルヨーグルトとは一体何なのか?
ヨーグルトといっても、一般に売られている市販のヨーグルトとはちょっと違うんですね。
一体、何が違うって? 乳酸菌といえば、牛乳をイメージしますが、牛乳を使わないんですよ。
豆乳グルグルヨーグルトは、動物性乳酸菌ではなく、手作りの植物性乳酸菌でできているヨーグルトなんです。
そして、なんと乳酸菌の量が市販のヨーグルトの十数倍ととっても多いんです。
このヨーグルト、材料といえば、豆乳と玄米だけなんです。牛乳を使わないので乳製品アレルギーの方にも人気です。
いま人気のレシピ本「豆乳グルグルヨーグルトで超美人」の著者、栗生隆子さんも乳製品アレルギーで、そこが豆乳ヨーグルトの出会いだったそうです。
豆乳グルグルヨーグルト(TGGヨーグルト)の作り方
栗生隆子さんによる豆乳グルグルヨーグルトの作り方です。
まずは、豆乳グルグルヨーグルトの元になる種菌作りです。
材料
豆乳・玄米
作り方
(1) 容器に生の玄米を下に敷き詰めます。少しの量でOK。
(2) 容器が浸るくらい豆乳を加える。こちらも少しの量でOK。
(3) フタまたはラップをして常温で1~2日半寝かす。玄米には乳酸菌・酵母菌が付着しており豆乳によって発酵する。
(4) トロッとした状態になったら容器に入っている豆乳の倍の量を加え、かき混ぜ、全体に菌が行き渡るようにして常温で6~8時間寝かす。これを2回繰り返せば約3日で種菌の完成。
(5) 容器に種菌と豆乳を入れて常温で一晩置けば、豆乳グルグルヨーグルトの完成。
豆乳グルグルヨーグルトは、基本的には玄米を使用します。
玄米以外でも作ることができ、いちご、レモン、干しぶどう、梅干の種などでもできるそうです。
さらに、ジャムの瓶の最後の残りに豆乳を入れても種菌が作れるそうです。
発酵させて作ることに馴染みがないので、どれもちょっと冒険のように思いますが…。初心者は、やはりまずは玄米からでしょうかね。
豆乳グルグルヨーグルトの活用法
豆乳グルグルヨーグルトは、そのまま食べてもOKですが、料理にも活用できます。
例えば、ドライカレーの最後の隠し味として入れれば、旨みとコクがアップ、ナンの生地に入れればイースト菌の代わりになりモチモチに、タンドリーチキンに使えば柔らかくジューシーに!
酸味が少ないので様々な料理に合わせやすいんですね。
なんと、食べる以外にお風呂に入れてもOK。ヨーグルトをガーゼに包み湯船に入れると、乳酸菌の保湿効果で肌がしっとりスベスベになるんだとか(^-^)
ただし、肌に合うかどうか、一度、腕につけて確認してから行ったほうがいいとのこと。
豆乳グルグルヨーグルトの特徴・効果
豆乳グルグルヨーグルトは、なんといっても植物性乳酸菌でできているというのが特徴です。
また、乳製品が入っていないので乳製品アレルギーの方にも食べられることも特徴です。
そして、乳酸菌の数が1g当たり約19億個で、市販のヨーグルトの十数倍で多いということです。ちょっとイメージできませんが(^_^;)
さらに植物性乳酸菌は、胃液や消化液にも強く、動物性乳酸菌に比べて整腸作用が強く、腸内環境が整いやすいといわれています。
それにより、お通じの改善や、吹き出物の予防改善効果も期待できるといわれています。
■ヴィーガンカフェPURE CAFE(東京・表参道)
番組で紹介された今女性に人気のヴィーガンカフェのお店です。こちらでも豆乳グルグルヨーグルトを使ったメニューは大人気!
話題のTGGヨーグルト、FacebookではTGG豆乳ヨーグルト同好会が作られ、現在、会員数も5000人以上となっているようですね。
■豆乳グルグルヨーグルトの作り方のポイントを栗生隆子さんが解説(動画)
■栗生さんから作り方のポイント
・1回目は気温で時間が随分と違ってくる。
・夏場は8~10時間でトロッとなることもある。
・トロッとなったら発酵している証拠なので2回目の豆乳を加える。
・しっかり発酵してから加えると過発酵になってしまうこともある。
・種菌は1回目豆乳50cc、2回目50cc、3日目100ccで計200ccの量にして作っている。
※夏場の「過発酵」について
乳酸菌がよく育つ温度は16~20度、酵母は25~30度です。夏場は室温が高いことなどで乳酸菌よりも酵母が優勢になる可能性があります。過発酵すると水分が分離したり、ボコボコすることがあります。アレルギーのある方はご注意下さい。また、雑菌の混入にはくれぐれもご注意いただき、完成後は冷蔵庫で保管して下さい。
初心者は、ちゃんと作れるようになるまで注意が必要な感じですね。