アカモクがスーパーフードとして注目を浴びています。TBSテレビ「あさチャン」6月29日でも取り上げれましたのでアカモクの効能と食べ方についてまとめてみました。
アカモクとは?
アカモクは、スーパーフードとして人気急上昇中の食材です。ワカメやコンブなどと同じ、褐藻類の海藻で、日本各地の沿岸に分布しています。成熟すると、赤褐色になることからその名がついたと言われます。秋田県ではギバサ、山形県では銀葉藻(ギンバソウ)、新潟県では長藻(ナガモ)と呼ばれ、地域によって呼び名が変わります。
このアカモク、地方によって扱われ方が違っていました。ギバサと呼んでいる日本海側の秋田県では、古くから馴染みのある食材として食べられてきました。
しかし、太平洋側の宮城県では、アカモクは、少し前までは食用とされていませんでした。この地域では、アカモクは、漁船の進行を妨げたり、スクリューに絡まったりして邪魔モクと言われ、除去して畑にまいていたそうです。つまり厄介物の海藻だったのです。
そんなアカモクが、最近では食物繊維をはじめ、ポリフェノールやビタミン、ミネラルも豊富含まれていることが分かり、一躍スーパーフードとして脚光を浴びているんです。
収穫したアカモクの下処理は、まずは水洗いし、熱湯でゆがき、氷水で冷やします。これにより一気に鮮やかな緑色になり、ネバネバが出ます。このネバネバが水溶性食物繊維フコイダンです。
■人気のアカモクはこんな海藻
アカモクの効能は?
アカモクには、どんな効能があるのでしょうか?アカモクの特徴はなんといっても食物繊維が豊富なことです。食物繊維の量がキャベツの約3倍です。食物繊維の中でも水溶性食物繊維が豊富なことです。この豊富な水溶性食物繊維によって次のような様々な効果効能が期待できます。
水溶性食物繊維が腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えることで腸内環境を改善してくれます。その結果、便秘の改善効果も期待できます。また余分な糖質や脂質の吸収を抑えるので血糖値の急上昇や悪玉コレステロール値を下げる効果も期待できます。
水溶性食物繊維の一つフコイダンは、昆布やメカブなどにも含まれますが、アカモクのほうが多く含まれます。フコイダンは、腸内環境の改善の他にも、免疫力アップ、アレルギー改善、健胃作用、肝機能アップなど様々な健康効果が報告されています。
アカモクは、昆布やもずくなど海藻によく含まれるフコキサンチンも豊富に含みます。フコキサンチンは、抗酸化作用だけでなく、脂肪燃焼を助ける働きもあります。
NHKテレビ「あさイチ」でもアカモクの2つの効果が紹介されました。
それが「花粉症改善効果」と「ダイエット効果」です。
花粉症改善効果
フコイダンにはアレルギー改善効果があります。これは花粉アレルギーにも効果があります。フコイダンが腸の免疫細胞を刺激して症状を抑える物質を増やしてくれると考えられています。マウスによる動物実験ですが、花粉症が軽減するという研究報告があります。人でも番組インタビューでアカモクを食べるようになってから花粉症が軽減したという人が何人も紹介されました。
ダイエット効果
アカモクには、フコキサンチンが豊富に含まれています。ワカメの約2倍、昆布の約6倍です。フコキサンチンには脂肪を燃焼させる細胞を増やす働きがあることがわかりました。これにより内臓脂肪を減らすダイエット効果が期待できます。次のような人による実験においても明らかとなっています。
90Kg台の女性150人にフコキサンチン2.4mgを16週間摂取してもらったところ体脂肪量が平均15%減少しました。
1日の食べる量の目安は?
花粉症の方やメタボの方なら、アカモクを食べて効果を期待したいところです。
では、一体どれだけ食べればいいかということですが、それぞれ効果を期待する量は異なります。
花粉症効果を期待するなら乾燥タイプのアカモクで1日300mg(0.3g)です。
ダイエット効果を期待するなら1日10gです。
毎日、継続して食べることが大切です。
アカモクには、その他にも抗酸化作用のあるポリフェノール、骨粗しょう症に効果的なビタミンKが豊富に含まれています。
まさにあかもくは、スーパーフードなんですね。
アカモクの食べ方は?
アカモクは、炊きたてごはんにたっぷりのせて、しょう油を回しかけて食べるのがオススメです。
さらにそこに卵をのせて卵かけご飯として食べるのもおいしいそうです。
これ一杯で食物繊維の不足分が補えます。
秋田では、一般的にポン酢をかけて食べるそうです。
アカモクの酢の物
他にも、野菜と和えてネバネバサラダにしたり、味噌汁や納豆に入れたり、麺類や卵焼きの具としても良いそうです。
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