民間の医療保険、様々な種類がありますが、よく見ないで加入していると
イザという時になってお金が支払われないというケースもあるようです。
そこで民間の医療保険の気をつけたいポイントが
NHK「チョイス@病気になったとき」で取り上げらましたのでちょっと紹介します。
医療保険
まずは医療保険の種類です。大きく分けて3つあります。
医療保険、生命保険の特約としての医療保障、がん保険の特約としての医療保障の
3つです
そして一般的な医療保険の契約内容には大きく2つあります。それが主契約と特約です。
主契約には、さらに入院給付金、手術給付金があります。
例えばこんな感じです。
給付金等の種類 | 支払い事由の概要 | 保険金額 | |
主契約 | 入院給付金 | 1日以上入院の時 | 1日つき 10000円 |
手術給付金 | 所定の手術を受けた時 | 手術の種類により入院給付金日額の 40倍、20倍、10倍 |
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特約 | 三大疾病特約 |
特約に注意!
特約に入るときは注意が必要だといいます。
例えば、特約に重大疾病特約治療給付金100万円とあっても
脳梗塞になった場合、全てのケースで100万円給付される訳ではないといいます。
脳卒中の支払い事由に「60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等など他覚的な神経学的後遺症が継続したとと医師によって診断されたとき」と記載されている時、脳梗塞が2ヶ月以内に回復し後遺症がないケースでは給付金は受けられないということでした。
まずは加入時にしっかり理解しておくことが大切だといいます。
そして年一回保険会社から確認のお知らせが来るので、その時にしっかり確認することも大事だといいます。
細かな条件も確認しないといけないということですね。
がん保険の上皮内新生物(上皮内がん)に注目!
がん保険に入って、がんになっても診断給付金がおりないケースがあるといいます。
ポイントは、がんと呼ばれるものには悪性新生物と上皮内新生物(上皮内がん)の
大きく2つに分けられるということです。
がんの8割は上皮にできると言われています。通常、がんは徐々に大きくなって
基底膜を超えて血管のある間質細胞層に広がります
悪性新生物と上皮内新生物の2つの違いは、間の基底膜を超えるかどうかという違い。
上皮内がんは基本的にはがん進行度ではステージ0。
この場合、がん保険の中には診断給付金がおりないケースがあるといいます。
しかし現在は、上皮内がんでも診断給付金が出る保険が増えてきたそうです。
その出る保険でも給付金の額は各社様々です。
まずは自分が加入のがん保険で上皮内がんはどう扱われているか、そして給付金が出る場合はいくらなのかよく確認しておくことが大事だといいます。
これからがん保険に入る人は上皮内がんはどう扱われているかに注目するといいそうです。
貯蓄も保険
医療保険は、安くなく結構、家計の負担になるものです。
その場合、見直すことで医療保険の額を減らすこともできるといいます。
見直してみると重複している保障もあったりすることも。
もし、減らすことができればそのお金は貯蓄に回すことができます。
保険は、ある条件が満たされた時だけ支払われるものですが、貯蓄したお金は
どんな病気でも使うことができます。
そういう意味では貯蓄も保険とみなすことができるといいます。
結局のところ、公的保険、医療保険、貯蓄をバランスを上手くとれるように
自分に合った医療保険を賢く選択しましょうということでした。
でも、賢く選択するには保険の知識は必要ですね。