TBSテレビ「駆け込みドクター」7月19日で池谷医院 池谷敏郎先生より3つのスーパーフードが紹介されましたので取り上げてみました。
日本の話題のスーパーフードとは?
ここ最近、スーパーフードと呼ばれる食材が相変わらす人気ですね。
そのほとんどがマドンナやミランダ・カーなどのハリウッド女優やトップモデルが火付け役となって広まり、日本にもやってくるという感じです。
でも今回の食材は、どれも海外から渡って来たというより日本にもこんなスーパーフードがありますよっていう食材です。
この中のミドリムシは大量培養に成功してマスコミでもよく取り上げられ注目を浴びました。
今ではミドリムシ入りの商品は結構世の中に出回るようになりました。
あとの2つですが、菊芋は糖尿病に良いと耳にはしますが、川茸は今回初めて知りました。
ということで3つのスーパーフードについて紹介したいと思います。
菊芋 ~血糖値や糖尿病に効果~
菊芋は、血糖値や糖尿病が気になる人ならネットで検索すると一度は目にする食材かもしれません。
菊芋は、血糖値や糖尿病に効果的な食材として知られています。菊芋と聞くと日本古来からある植物のように思いますが、北米原産のキク科の外来植物です。
菊のような黄色い花を咲くことから菊芋と呼ばれるようになったそうで、高さは3mにも伸びる背の高い植物です。
食べるところは、地中にできるイモ状の塊根で、11月以降に収穫されます。特徴なのがイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が多く含まれる所です。
イヌリンは以前から天然のインスリンと呼ばれ注目されている成分です。血糖値を下げる腸内細菌のエサとなり血糖値を下げ、糖尿病を改善する効果が期待できると注目されています。
他にも脂肪の蓄積を抑えたり、便秘を改善する効果が期待できます。産地では、菊芋を生で食べるのは収穫時期だけなので、菊芋をスライスして乾燥させて菊芋チップスにしたり、パウダー状にした菊芋パウダーに加工したりして食べます。
菊芋チップスは、きんぴらやかき揚げとして、菊芋パウダーはお湯に溶かし菊芋茶として飲むのがスタンダードだといいます。
ミドリムシ ~栄養の宝庫~
学術名はユーグレナと呼ばれ、和名がミドリムシです。
ミドリムシが入った商品はファミマでも売られるようになり、割と身近なものとなってきていますね。
ミドリムシは理科の教科書にもでてきた緑色の動き回る生物です。名前にムシが付いているので虫嫌いの人には、ちょっと避けられそうですが、虫ではなくプランクトンの一種でワカメなどの藻の仲間だということです。
このミドリムシがとっても栄養満点なんですね。植物のように光合成を行い動物のように動くので両方の栄養素をもっている究極の食材だとも言われます。
ビタミン類14種類、ミネラル9種類、アミノ酸18種類で合計59種類もの栄養素がバランスよく含まれているんです。
ミドリムシの中でも特に栄養価が高いミドリムシの大量培養に成功した会社が株式会社ユーグレナです。
ミドリムシの粉末をコップ1枚の水に溶かしたドリンクには、なんと5億匹のミドリムシがいるそうです。
ミドリムシにはパラミロンという食物繊維に近い性質の成分が含まれ、便秘改善効果や余分なコレステロールを排出してくれる効果も期待できるといいます。
また、ミドリムシの成分が入った化粧品や油はバイオ燃料としても注目を浴び、様々なものに使われていますね。
川茸 ~サクランがアトピー性皮膚炎に効果~
川茸は、学名がスイゼンジノリと言われ、藻の一種です。
川茸は、福岡県朝倉市の「黄金川」にしか自生しないとても貴重な藻の仲間です。
川茸には、良質の炭水化物、タンパク質に、ミネラル、ビタミンを豊富に含むとても貴重な自然食品です。
川茸の効果効能としては、肥満予防や美肌効果があります。さらにサクランという物質がアトピー性皮膚炎に効果的だという研究結果もあります。
地元では酢の物やお吸い物などでいただくそうです。