NHKテレビあさイチでダイエット効果があると今人気のまいたけについて放送されましたのでまとめてみました。
朝まいたけダイエットとは?
ご存じですか? まいたけは今、松茸に次いで人気のきのこになっているんです。
人気の理由の一つが、まいたけにダイエット効果があるからなんですね。
女性誌などでは、「朝まいたけダイエット」が話題となっています。
まいたけのダイエット効果とは?
まいたけには、血糖値の上昇を抑える効果があります。これにより、ダイエット効果が期待できるんですね。
番組で紹介された実験では、朝食に白米だけを食べたグループと白米+焼きマイタケを食べたグループとでは、白米+焼きマイタケを食べたグループのほうが、血糖値の上昇が抑えられる結果となりました。
さらに、昼食後の血糖値も白米+焼きマイタケを食べたグループは、血糖値の上昇が抑えられたました。朝食でマイタケを食べただけで、昼食も血糖値が抑えられるという、セカンドミール効果も出ています。
まいたけには、食物繊維がとても豊富です。これが血糖値の上昇を抑えたと考えられます。血糖値の上昇が抑えられるのでインスリンの分泌も抑えられます。
インスリンには血中の糖分を脂肪に変えて体にため込む働きがあります。これが防げるので、ダイエット効果も期待できるわけです。
また、まいたけだけに含まれるMXフラクションという成分も、血糖値の上昇を抑え、余分なコレステロールの吸収も抑え、排出するという作用が報告されています。
まいたけは、ダイエットに適した食材なんですね。セカンドミール効果を考えるとダイエット効果を期待するには、朝にまいたけを食べるのがおすすめなんですね。
まいたけのダイエット効果が期待できる1日の量は?
まいたけの血糖値の上昇が抑えてダイエット効果が期待できる1日の量は次の通りです。
まいたけ:1日50g(1パックの約半分)
毎日獲ると考えると、量としては結構な量ですね。
ダイエット以外にも、動物実験レベルですが、まいたけに含まれるα-グルカンが免疫力を活性化することが報告されています。インフルエンザ予防も期待できますので、特に冬におすすめです。
まいたけを簡単に取り入れるレシピとは?
では、まいたけを朝食に簡単に取り入れるにはどうしたらいいのでしょうか?。
管理栄養士の金丸絵里香さんによるとスープがオススメだといいます。
そこで、金丸さんより簡単にできる2つのスープが紹介されました。
マイタケのカレー風味トマトスープ レシピ
<材料>
マイタケ … 50グラム(半パック)
ツナ水煮缶 … 小1缶
カレー粉 … 小さじ3分の1
コンソメスープの素 … 小さじ2分の1
トマトジュース … 200ミリリットル
<作り方>
(1) 鍋にトマトジュース、手でほぐしたマイタケ、ツナの水煮缶を汁ごと加え、
コンソメスープの素を加える。
(2) カレー粉をちょっとだけ入て、火にかける。
(3) 中火で2分煮たらできあがり。
カロリーは1杯100kcal
マイタケ梅かきたまスープ レシピ
<材料>
マイタケ … 50グラム(半パック)
卵 … 1個
梅干し … 小さめ1個
水 … 4分の1カップ
しょうゆ … 小さじ2分の1(お好みで)
<作り方>
(1) 鍋に水、手でほぐしたマイタケ、梅干をほぐして入れ、
お好みで醤油を加える。
(2) 火にかけて仕上げに溶き卵を加えたらできあがり。
カロリーは1杯88kcal
梅干しとマイタケでさっぱりなのにコクがあるスープです。
まいたけは、石づきがないので、手でほぐして入れるだけでOKですし、
きのこなので水で洗うこともしなくていいので、忙しい朝にオススメの食材ですね。
マイタケナムル レシピ
まいたけは、生なら冷蔵庫で2日間です。
傷みやすい食材なので、なるべく早めに食べていただく必要があります。
そこで、作り置きメニューもオススメです。
金丸さんより簡単にできるまいたけの作り置きレシピ「マイタケナムル」が紹介されました。
<材料>
マイタケ … 200グラム(2パック)
塩 … 小さじ3分の1
しょうゆ … 小さじ1
おろしにんにく … 小さじ2分の1~3分の1
ごま油 … 大さじ2分の1
すり白ごま … 小さじ4
<作り方>
(1) ほぐしたまいたけをラップをして電子レンジで3分加熱する。
(2) 取り出したら水分をしっかりと切る。
※水分も栄養豊富なので出汁やスープに使うのがオススメ。
(3) 水気を切ったまいたけに、おろしにんにく、塩、醤油、ごま油、すりごまを加え、和えたらできあがり。
保存容器に入れて、冷蔵庫で5日間保存可能。
マイタケナムルは、そのままでも美味しいのですが、様々なアレンジ料理ができます。
■マイタケキムチ納豆
マイタケナムルに納豆、キムチ、スプラウトを加えて和えればできあがり。
■マイタケオムレツ
マイタケナムルをシソの葉と一緒に卵で包めばできあがり。
■マイタケ味噌汁
味噌汁の具としてそのまま入れればできあがり。
マイタケには、たんぱく質分解酵素がとても豊富に含まれています。
これにより、肉を柔らかくする効果があります。
ハンバーグのたねとして入れるとまとまらず不向きですが、鳥そぼろに入れると肉がかたまらずよくほぐれオススメです。
豚肉も一緒に漬けておくと豚肉が柔らかくなります。
イカ(生のイカ・解凍したイカ)も炊き込みご飯などで一緒に使えば、
イカが柔らかくなり、旨みも増します。
鍋にも、まいたけを水から入れれば、沸騰してから入れるより肉が約2割、柔らかくなることが実験から分かりました。
マイタケは、肉料理などにうまく使えば美味しさもアップするんですね。
まいたけダイエットの本
まいたけダイエットは、本も出版されています。
「科学が証明! スルッとまいたけダイエット」は、まいたけのダイエットパワーとダイエットレシピが掲載されている本です。
まとめ
朝まいたけダイエットについて紹介しました。
まいたけにはダイエット効果があるんですね。
しかも、血糖値を下げることでダイエット効果が期待できるわけで、健康的にやせることができます。
とはいっても毎日食べるのは、大変ですよね。
今回の作り置きメニューのマイタケナムルは電子レンジで調理できるので、これは良いですね。