ライスジュレ グルテンフリー！小麦アレルギーの人も安心！
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で放送された、米のジュレ「ライスジュレ」についてまとめてみました。
米のジュレ「ライスジュレ」は、私たちの食生活を変えるかもしれない画期的な商品です。ライスジュレは、一体どんなものかというと、水を多めにして炊いたお米をジェル状にしたものです。原料は、水とお米だけなので、グルテンフリー食品で、小麦アレルギーの方でも安心して食べることができます。
このライスジュレを開発した方は、ライステクノロジーかわち（株）の杉山純一さんです。杉山さんは、米の消費量が年々減少している現状をみて、何か米を使った加工品ができないものかと考えている中で、このライスジュレが、生まれたんだそうです。ライスジュレは食べ物ですが、感触は、ぷるんぷるんのもち肌のような弾力性があります。
ライスジュレの作り方
ライスジュレに使われるお米は、高アミロース米といってでんぶんが多く含まれるお米です。デンプンは、水と一緒に加熱すると水を吸って膨らみ粘着性が生まれます。そのためライスジュレにはでんぷんの多いお米を使います。高アミロース米に水を多めに入れて炊きます。炊くときの水の量によってライスジュレの硬さが調整できます。炊きあがったお米をミキサーで攪拌すればライスジュレの完成です。
このジェル状になったライスジュレ、不思議なことに時間が経っても硬くなりません。なぜ、そうなるかのメカニズムは、研究中でまだ分かっていないそうです。
こんな感じで簡単に一般の家庭でもライスジュレが作られるように思いますが、ライスジュレの商品化まで５年かかっており、一般のお米でライスジュレを作ることはできないようです。
ライスジュレは、色んな料理に使うことができます。ライスジュレ自体、味がしないので料理に入れても邪魔になりませんし、食材と合わせやすいのが特徴です。
例えば、ハンバーグ、シチューやうどん、お好み焼き、ケーキ、シュークリームなどに使うことができます。
ハンバーグでは、パン粉の代わりのつなぎとして使います。パン粉を使ったハンバーグは焼いている時、肉汁が流れ出ますが、ライスジュレを使ったハンバーグは、焼いている時に肉汁が流れずしっかり肉汁を閉じ込めてくれます。そのため、ライスジュレを使うととてもジューシーなハンバーグを作ることができます。
シチューでは、小麦粉の代わりに使います。小麦粉を使ったシチューより、ライスジュレを使ったシチューのほうがよりとろみがでます。お好み焼きでは、小麦粉の代わりに使います。ライスジュレを使うとふっくら食感が良くなります。ライスジュレがスゴいのは、ライスジュレを入れることで料理がワンランク美味しくなったりするところです。
さらに、アイスにライスジュレを入れると溶けにくいという性質がでてきます。実験では、３０℃の中でも２時間経ってもアイスの形が崩れませんでした。
Ｑ．ライスジュレは米粉と何が違うの？
米粉は、粉なので水分が蒸発しますが、ライスジュレは、水分の蒸発が防ぐことができます。米粉を使ったパンとライスジュレを使ったパンを３日後に比較すると、米粉のパンが硬くなっていますが、ライスジュレのパンは水分の蒸発が少ないので柔らさを保っています。ライスジュレのパンなら、柔らかくおいしい状態を長く保つことができます。
ライスジュレは、水分を閉じ込める性質をもった不思議なお米の加工品なんですね。まだまだ、様々な使い道があるように思いますね。ライスジュレを使った溶けないアイスもそのうち商品化されるのではないでしょうか。
このライスジュレは、あの農業のヤンマーさんが興味を示し、現在、ライスジュレはライステクノロジーかわち（株）で製造し、ヤンマーアグリイノベーション（株）で販売しています。
■ライスジュレの紹介動画（ヤンマー公式）
ライスジュレには、４種類あります。白米と玄米の各ハード・ソフトです。ハードとソフトは、含まれる水分量が違います。（ハード＝米１：水２、ソフト＝米１：水４）
ハードとソフトは、料理によって適不適があります。水分調整の難しいパンや菓子類には、より水分の少ないハードが適しており、ホワイトソース、クリームシチュー等はソフトが適しています。
ライスジュレは、グルテンフリー生活を実践している方、小麦アレルギーの方、ジューシーなハンバーグを食べたい方、ふっくら食感のお好み焼きを食べたい方などにオススメです。ライスジュレは、「プレミアムマルシェ ヤンマー」のホームページから購入できます。
大手通販サイトAmazonやYahooショッピングからでも購入できます。
■ライスジュレ 白米ソフトタイプ 300g 540g [通販 Amazon]
白米ソフトタイプの他に、白米ハードタイプ・玄米ソフトタイプ・玄米ハードタイプの計４種類あります。先ほど記載していますように、使う料理で選ぶといいかと思います。
