生ライチ 国産わずか1%
ライチは、スーパーでもよく見かけるようになりました。でも、ご存知でしたか?そのほとんどが台湾産や中国産などの外国産で、国産はわずか1%なんです。国産のライチは、とても貴重なんです。日本では、主に宮崎、鹿児島、沖縄で生ライチが栽培されています。
ライチとは
ライチは、ムクロジ科の果樹。レイシとも呼ばれる。原産地は中国の嶺南地方で、熱帯・亜熱帯地方で栽培される。常緑高木で、葉は偶数羽状複葉で互生する。花は黄緑色で春に咲く。果実は夏に熟し、表面は赤くうろこ状(新鮮な物ほどトゲが鋭い)、果皮をむくと食用になる白色半透明で多汁の果肉(正確には仮種皮)があり、その中に大きい種子が1個ある。
ライチは、かの楊貴妃が愛した果物として知られています。
楊貴妃が愛したライチ
ライチは、世界三大美女の一人、楊貴妃が、美しさの源としてこよなく愛したといわれる果物です。ライチの産地である嶺南から長安まで早馬で運ばせたと伝えられています。
ライチの栄養
ライチは、中国の薬膳では、養血類に分類され血を補う食材とされます。造血ビタミンとも呼ばれる葉酸を多く含み、貧血の予防や冷え性改善効果が期待できます。葉酸は、赤ちゃんにとっては大切な栄養素です。ライチは、妊娠中・授乳中の栄養補給としてもオススメの果物です。ライチには、美肌成分であるビタミンCが含まれます。葉酸も健康な肌を作る上で欠かせないものです。ビタミンC、葉酸によって美肌効果が期待できます。カリウムも比較的多く含まれます。むくみ防止効果が期待できます。抗酸化成分であるポリフェノールやビタミンCは、しみ予防やアンチエイジング効果が期待できます。このようにライチには女性にうれしい成分が多く含まれます。楊貴妃が愛したというのもわかりますね。
国産のライチは、5月下旬~7月中旬にかけて収穫されます。フレッシュな香りの生ライチは、夏にピッタリです。国産の生ライチは、皮の色が赤く、果実は、濃厚な甘さと酸味のバランスが良く、みずみずしいあふれんばかりのジューシーな果汁があります。
一般的なスーパーで売られている外国産のライチのイメージで食べると、その味の違いに驚く人が多いといいます。国産の生ライチは、お中元などの贈り物として人気です。
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生ライチの食べ方は?
生ライチは、そのままフルーツとして食べることが多いかと思います。オススメの食べ方としては、表面の赤い殻に縦にうっすらと筋があります。その筋に沿って爪を入れます。3センチほどの切れ目を入れて割れば、皮をきれいに半分に割ることができます。乳白色のみずみずしい果肉がでてきます。果汁まるごと美味しくいただけます。
生ライチは、料理にも使われます。やはり、デザートとして使われることが多いのですが、その他の料理としてオススメなのがカレーに使うというものです。カレーとライチは合うといいます。
とはいっても、国産の生ライチは、貴重で高級な果物です。そのままフルーツとして食べるのが一番なのかもしれませんね。
宮崎県新富町の「楊貴妃ライチ」がふるさと納税で人気
宮崎県新富町は、大きくてみずみずしくジューシーな生ライチを作っていることで有名です。糖度を上げるために、できるだけ葉が日光に当たるよう様々な工夫がされています。みずみずしい生ライチにするために毎日、たっぷりの水を与えてます。生ライチを箱詰めにする最後の工程では、1つ1つ丁寧にブラシで表面の汚れを落とします。
美味しい生ライチにするために、丹精込めて手間をかけて作られるんですね。宮崎県新富町では生ライチはブランド化されました。「楊貴妃ライチ」と呼ばれます。
楊貴妃ライチは大きさによって値段が違ってきます。
50g以上の一番大きな生ライチは、1個1000円です。
40g以上の生ライチでも、1個600円~700円です。
これだけ高くても、これまで食べたことのないライチということで高級なだけの価値はあるといいます。
ライチは、暖かい地域で育つ果物です。比較的温暖な宮崎でもビニールハウス栽培になります。そう考えると今後も生産量は、大きく増えるものでない感じの果物ですね。
日本の農家さんがスゴいのは、マンゴーなどもそうですが、その果物を最大限に美味しく育てる技術があるということですね。
1個1000円まで価値をあげた高級で貴重な楊貴妃ライチ、一度は味わって見たいものです。
■1粒1000円の宮崎県新富町の生ライチの紹介動画
楊貴妃ライチは、宮崎県新富町のふるさと納税の返礼品になっています。平成30年は、予約開始から約1ヶ月で品切れとなる人気ぶりでした。早くも平成31年のふるさと納税の返礼品として予約受付がスタートしています。
なかなか普段、口にすることができない高級で貴重な国産の生ライチです。そのまま買うとなるとちょっと躊躇しますが、ふるさと納税の返礼品ならば、一度食べてみようと思う人も多いのではないでしょうか。
■生ライチ【ふるさと納税】