テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」3月1日で日本一古い飴屋「高橋孫左衛門商店」が取り上げられましたので紹介したいと思います。
日本一古い飴屋「高橋孫左衛門商店」とは?
新潟県上越市にある「高橋孫左衛門商店」の創業は、寛永元年(1624年)です。
江戸時代から393年続いている現存する日本一古い飴屋です。
歴史ある飴屋さんという証として、とても有名な歴史上の人物も訪れていました。
その人物とはあの東海道中膝栗毛の作者である十返舎一九です。
一九は、こちらのお店を訪れ粟飴をたいそう気に入ったそうです。一九の後の作品である諸国道中金の草鞋では、こちらの飴を「上品で風味が良くてこの地域の名物」と書いており、かなりお気に入りの飴だったようです。
そのためか、一九は、掛け軸を全部で8本プレゼントしていったといいます。今ではこちらのお店の家宝となっています。
他にも小説家、夏目漱石もこちらの笹飴を愛したと言われ、有名小説「坊ちゃん」の中でも笹飴がでてきます。
「高橋孫左衛門商店」の商品とは?
高橋孫左衛門商店では、粟飴・翁飴・笹飴などの飴を製造、販売し続けています。製造法は江戸時代から変わらないといいます。
粟飴(あわあめ)
粟飴は 水飴で高橋孫左衛門商店の看板商品です。諸説ありますが、この粟飴から飴色(あめいろ)という言葉ができたといも言われています。
粟飴は 元々は粟から作られていましたが、4代目がもち米で作る技術を考案しました。しかし当時は、貴重なもち米を使うことは秘密だったので、粟飴という名前はそのままにしたそうです。砂糖は入れずにもち米の甘さだけで作っています。
味は、柔らかな味で、口に入れるとサッと溶けるといいます。
<価格>粟飴:850円(250g)(税別)
翁飴(おきなあめ)
翁飴は 高橋孫左衛門商店のもう一つの看板商品です。
江戸時代、参勤交代の時に、徳川家への献上品として使われました。
翁飴は、寒天と水飴を固めたものです。
寒天と水飴を約2時間じっくりと混ぜ、型に入れて1日固めます。
固めたものをところてんのように型から押し出し、もち米の粉をまぶして1ヶ月以上寝かせたら完成です。
多いときには1ヶ月に20万個売れることもある上越の代表的な土産品です。
味は、ほのかな甘さで噛むともちもちの食感で口の中で自然に溶けてゆくといいます。
<価格>翁飴:760円(12個入り)(税別)
「高橋孫左衛門商店」の交通
えちごトキめき鉄道「南高田駅」から徒歩5分。
北陸新幹線「上越妙高駅」から車で5分
高橋孫左衛門商店の公式ホームページ
www.etigo-ameya.co.jp/
「高橋孫左衛門商店」通販・お取り寄せ
■高橋孫左衛門商店の翁飴【通販】
米飴を寒天でゼリー状にした飴菓子です。宮内庁御用達商品。越後上越の名物です。
■高橋孫左衛門商店の粟飴【通販】
新潟県産のもち米と国産麦芽で作る水飴です。昭和天皇に好まれた『越後の水飴』