トマトの栄養成分と言えば、リコピンが有名ですが、最近新たに発見された有効成分が注目されています。それがトマトサポニンです。BSフジ「華大の知りたい！サタデー」11月21日で、紹介されました。
トマトの新成分 トマトサポニンとは？
トマトと言えば栄養成分リコピンが有名です。抗酸化力があり、血流改善効果、美肌効果、ダイエット効果などが期待できると言われています。
そんなトマトに新たな成分が含まれていることが分かったといいます。それがトマトサポニンです。リコピンを凌ぐほどの効果があるといいます。
このトマトサポニンの発見者が崇城大学薬学部 野原稔弘先生です。
トマトは、リコピンをはじめ豊富な栄養が含まれお医者さんが健康のために積極的に食べているナンバーワンの野菜です。お医者さんからもトマトは一目置かれた存在なんです。
その栄養たっぷりのトマトに最近分かった新成分トマトサポニンが新たに栄養成分として加わったということです。
サポニンは多くの植物の根・葉・茎に含まれ薬用成分が強く漢方薬や生薬に用いられます。
そのサポニンがトマトにも含まれていることが分かったのです。
トマトサポニンの効果効能は？
トマトサポニンにはどんな効果効能があるのか。
マウスの実験により抗動脈硬化があることがわかりました。またアトピー性皮膚炎を改善する効果も認められました。
他にも血圧の正常化、血糖値の安定化、更年期障害の軽減、骨粗しょう症への作用、抗ヘルペス作用などがあげれてその効果の研究は今も進められています。
このトマトサポニンは、通常の大玉のトマトよりもミニトマトのほうが含有率が４～５倍高く含まれます。つまりトマトサポニンを効果を期待しようとするならミニトマトを摂ったほうがいいということです。
トマトサポニンを効果的に摂る方法は？
トマトサポニンは果実のドロった部分に多く含まれます。そのまま食べてもなかなか体内に吸収されません。トマトサポニンは水溶性のため、体内への吸収率は５倍に増えます。
ミニトマトジュースの作り方
ミニトマトを水と混ぜたジュースにすると効率的にトマトサポニンを摂ることができます。
＜材料＞
ミニトマト … ４～５個
水 … 適量
＜作り方＞
(1) ミニトマトと水をミキサーに入れてジュース状になるまで攪拌したら出来上がり。
ここにバナナなどのフルーツを入れてもＯＫ。
これで１日の目安のトマトサポニンを摂ることができる。
ミニトマトのスープ レシピ
トマトのリコピン＆サポニンどちらも効率よく摂れるスープです
＜材料＞
ニンニク … １片（みじん切り）
ベーコン … １００ｇ（１cm角）
玉ねぎ … １／２個（みじん切り）
ニンジン … １／３個（みじん切り）
ミニトマト … ２００ｇ
レタス … １枚
オリーブオイル … 適量
水 … ８００ｃｃ
コンソメスープの素 … ２個
塩・コショウ … 適量
＜作り方＞
(1) 鍋にオリーブオイル、みじん切りのニンニクを入れて炒める。
(2) 香りが出てきたら、ベーコン、玉ねぎ、ニンジンを加えてしんなりするまで炒める。
(3) ミニトマトを加えて炒める。
(4) 水を加えて沸騰させる。
(5) 沸騰したらコンソメスープの素を加えて、塩、コショウを味を調える。
(6) 仕上げらに細かく切ったレタスを加えさっと熱を加えたら出来上がり。