山形県の肝臓にいい食べ物は?
TBSテレビ「ゲンキの時間(元気の時間)」12月20日のテーマは肝臓でした。山形県は、アルコールの消費量が高い県として知られています。それなのに肝疾患の死亡率が低い県でもあります。そこには山形県民ならではの肝臓に良い食べ物を食べているからだといいます。その肝臓にいい食べ物として以下の3つがあげられました。
だだちゃ豆
山形県民のお酒のつまみに欠かせないのがだだちゃ豆です。一見すると枝豆のようにみえますが、食べてみると、枝豆よりも味が濃く、香り高く、甘味も強く、とても美味しいといいます。
だだちゃ豆は、枝豆よりもアルコールの分解を早めてくれます。それはだだちゃ豆には枝豆よりも2倍多く含んでいる成分があるためと考えられています。その成分とはアミノ酸の一種のアラニンです。アラニンは、肝臓の解毒を助ける働きがあります。
実際、アルコールの分解する時間を比べる実験でも5人中4人の方が枝豆より、だだちゃ豆を食べたほうがアルコールの分解が早まりました。
だだちゃ豆は、他の地域ではなかなか入手できないものです。そこで枝豆の他にアラニンを含む食べ物(マグロ・ブロッコリー・海苔など)とプラスして食べるといいそうです。
■だだちゃ豆 通販
アケビ
山形県民がよく食べる食べ物としてアケビがあります。日本の9割近くが山形産だといいます。アケビは山形ではその皮を干して、保存食として一年中食べているそうです。アケビの皮を使ったアケビの皮のうち豆詰めは絶品だといいます。このアケビも肝臓にとても良い食べ物です。アケビの皮にはポリフェノールの一種アントシアニンが多く含まれます。アントシアニンは、酸化作用が強いので肝臓の機能を助けてくれます。
アケビは、他の地域ではなかなか入手できないものです。代用する食べ物ものとしては、アントシアニンを多く含む、ブルーベリー、黒豆、ナス、ブドウなどの紫色の食べ物です。
鯖缶(ひっぱりうどん)
山形県では、鯖缶は箱買いしてストックするほど食事には欠かせない食材だといいます。鯖缶は山形名物のひっぱりうどんに使われます。鯖缶の鯖も肝臓に良い食べ物です。鯖に多く含まれるDHA・EPAは悪玉コレスレロールや中性脂肪を下げる働きがあります。肝臓に限らず健康な身体を維持ためのとてもいい油です。
DHA・EPAは、よく知らていますようにマグロ、イワシ、さんまなどの青魚に多く含まれます。
ひっぱりうどんの作り方は?
(1) 鯖缶(水煮)を一切れ、小皿に移し、ネギをのせる
(2) アツアツのうどんを入れる。
(3) 醤油をかける
(4) 仕上げにかつお節をかけたら完成。
しっかりかき混ぜていただく。
■山形の郷土料理「ひっぱりうどん」の美味しい作り方の紹介動画
山形県民の方のように肝臓にいい食べ物をたくさん摂れば、アルコールを多少お多めに
飲んでいても肝臓は健康に保たれるようです。